遊び≠スポーツじゃない

ゲームはしょせん遊びだろとか、いろんな言い方で市民権を与えない風潮があるけれども意味のないような議論がずっと続いている。

 

スポーツというふうに言っているのは、メディアが取扱いやすくして認知拡大、偏見をなくす、成功しているプロスポーツのイメージに近づけるためだと思っています。

 

ゲームは遊びなのか

 ゲームは遊びということに全く異論はないです。しかし、遊びと競技を二項対立で語るのはそもそも間違っていると思います。

 AT Kearney「Winning in the Business of Sports」によるとサッカーが一番市場価値が高いそうです。プロフェッショナルとしてリオネル・メッシみたいに約60億円の年俸をもらってサッカーをしている人もいれば、公園でサッカーをする子どもたちもいます。メッシがやっているサッカーをスポーツと呼ぶのに、抵抗がある人は少ないと思います。では、子どもたちがやっているサッカーはスポーツですか、遊びですか?どっちもじゃないですか。子どもは鬼ごっこ、かくれんぼ、テレビゲーム、野球などと同じカテゴリーでサッカーを認識していると思います。

 カテゴライズするために無理やり指標を作るなら、目的、技術、報酬あたりになるのかな。

 目的の違いでカテゴライズするのがいいと思わなくて、目的なんてひとそれぞれ違うよねというところです。勝ちたいかという、わかりやすいことでも片方が思ってなくて、片方が思ってたらスポーツ・遊びどっちかカテゴライズできない。

 技術を指標にしたら、能力なき者は一生スポーツできないからそんなことがあっていいわけがない。

 報酬の有無はプロフェッショナルかどうかの違いで指標にはならいない。

 

 結局はその人が持つイメージで、サッカーがスポーツだと思ってたらスポーツだし、遊びと思ってたら遊び。だから、ゲームは娯楽が刷り込まれているので遊びというイメージを持つ人が多いだけで、スポーツと言いまくればそう思う人は増えると思います。